2020-09-19

投資を始めるにあたって知っておきたい基礎知識と用語

CashmanagementFundamentalsINVESTMENT 投資を始めるにあたって知っておきたい基礎知識と用語

この2020年現在のコロナ禍で様々な業種に影響が及ぼされ、売り上げや稼ぎが大きく減りました。
そんな中、投資に興味を持った人は少なくないと思います。
今回は、FXや株式投資を始めるにあたって覚えておきたい基礎知識と用語をまとめました。

目次
    1. 知っておきたい基礎知識と用語
      1. ポジション
      2. ブル&ベア
      3. ロット(Lot)
      4. pips(ピプス)
      5. スプレッド、利用料
      6. スワップ
      7. 経済指標
      8. レバレッジ
      9. ロスカット(強制決済)
      10. ストップロス(損切り)
      11. ドル円、ポンドル、ユーロポンetc…
      12. 円高ドル安・円安ドル高
    2. まとめ

知っておきたい基礎知識と用語

FXや株式投資を行う上で、事前に知っておきたい知識や用語があります。
初心者の頃は知らないワードや当たり前のように飛び交う言葉に困惑してしまうので、しっかり理解を深めておきましょう。

ポジション

相場のレートが上がったり下がったりする中で、
売り(BID)や買い(ASK)で新規注文を入れる事です。
新規取引は、「ポジションを持つ」と言い、決済は「ポジションを決済、手仕舞いする」などといいます。

ブル&ベア

売り(BID)や買い(ASK)と勘違いしがちですが、
ブル(Bull)は強気相場のことで、牛が角を下から上へ突き上げる仕草から相場が上昇していることを表します。
ベア(Bear)は弱気相場のことで、熊が前足を振り下ろす仕草、あるいは背中を丸めている姿から相場が下落していることを表しています。

ロット(Lot)

ロット(Lot)とは、取引における通貨量(取引単位)を指します。
証券会社やトレーダーによっては、枚数という事もあります。
一般的に、国内業者は1Lot=1万通貨が多く、海外業者は1Lot=10万通貨と決まっています。
同じLot数でも証券会社によって通貨単位が違いますので、口座開設の際によく確認してください。

pips(ピプス)

外貨取引を行う際に、為替の変動をpipsを使って表します。
対円通貨に関しては、ドル円の最小pipsは1銭となります。100pipsは100銭となり、1円です。
円やドル、ユーロといった多数の通貨ペアが存在するなか、Lot数に応じて利益・損失の金額が変わってくるので、統一する単位pips(ピプス)を用います。

スプレッド、利用料

FX取引で実際にポジションを持つ際に、実際の価格と、エントリー価格に差額があると思いますが、この価格差の事をスプレッドと言います。
例えば、ドル円の買値は105.00円だとしたら、売値は104.90円だったりします。
我々トレーダーと銀行との間を仲介してくれる証券会社に対する利用料と考えていれば問題ないと思います。

スワップ

通貨ぺアの金利差の事をスワップといいます。
通貨によってその国の政策金利は変わり、その差額分で金利分がもらえたり、支払ったりします。

経済指標

各国ごとに経済状況は様々です。
発表のタイミングや影響は大小ありますが、市場の予想や前回の結果と比べて今回発表された結果がどうだったかによって今後の景気動向にも大きな影響を与えます。
有名な例をあげると、米国労働省(U.S. Department of Labor Bureau of Labor Statistics)が毎月発表する米雇用統計です。
「非農業部門就業者数」と「失業率」の2項目が特に注目されていて、FOMC(連邦公開市場委員会)の金融政策の決定にも大きな影響を与えると言われています。

レバレッジ

レバレッジ(Leverage)は「テコの原理」を意味する言葉です。
経済においてレバレッジを利用すれば「少ない証拠金でも大きなポジションを持つことができる」という事です。
例えば、100万円の資金で100倍のレバレッジをかければ、実質1億円で取引ができます。
借入金を利用している事に実際はなっています。
身近な例をあげると、クレジットカードや分割ローンなど現時点で少額しかないお金に対して、高級なものが買えたりしますが、これもレバレッジをかけて購入していることになります。

ロスカット(強制決済)

FXツールに証拠金維持率という表示があります。
エントリーした方向と反対に価格が動きこの証拠金維持率100%を下回った場合、強制的にポジションを閉じるシステムがありますが、これをロスカット(強制決済)といいます。
日本国内口座では追証(おいしょう)金が発生します。
追証金が払えなくなり、かなりの借金をかかえてしまうといった人もたくさん聞いています。
また、FXで負けて多額の損失を出しても自己破産できないケースが多く、詐欺にあったなど正当な理由がない限りは認めてもらえません。

ストップロス(損切り)

ストップロスとは、ポジションを持ったと同時にあらかじめ「〇〇円になったら決済する」と自分で損失の範囲を決められるシステムです。
これを利用することでリスクを限定してトレードすることが可能です。
為替相場の暴騰暴落など急変が起きても自分が決めた損失までで決済させることが可能です。

ドル円、ポンドドル、ユーロポンetc…

通貨ペアを表します。
ドル円なら、「1ドルを買うために必要な円」と考えて下さい。
ポンドドルだと1ポンドを買うために必要なドル、
ユーロポンだと1ユーロを買うために必要なポンドです。

円高ドル安・円安ドル高

初心者の頃はチャートを見ても円高やドル高があまり理解できませんでした。
相場観を見極める為にもしっかり理解を深めておきましょう。
例えば、1ドルを買うのに100円で済んでいたのに、レートが動き今は110円も必要になってしまいました。
つまり、ドルの値段が高くなった(ドル高)ということになります。
ドル円のチャートで言うと、上昇していれば円安ドル高、下落していれば円高ドル安となります。

まとめ

どうでしたでしょうか?
まだまだ色々と用語はありますが、まずは上記ワードの意味をしっかり理解しておけば、基本的なトレードは初心者の方でもできると思います。
まずはデモトレードや少額のリアルトレードを行い不安な要素を取り除いていきましょう。